北京のイスラエル大使館前で2023年10月13日、通行人に近づく中国の私服警備員=AP

　駐中国イスラエル大使館の関係者が13日、北京市内で刺され、負傷する事件があった。武力衝突が続くイスラエル・パレスチナ情勢との直接の関連は不明だが、イスラエル大使館などが事件の背景や動機などについて調べている。

　北京市朝陽区の警察が同日夜に微博の公式アカウントで公表したところによると、イスラエル外交官の家族の男性（50）は同日午後2時ごろ、同区のスーパー前で刺された。イスラエル外務省によると、男性は病院で治療を受け、容体は安定している。

　警察は、男性を刺したとして商店を営む外国籍の男（53）を拘束し、さらに詳しい状況を調べている。

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