【ウクライナ】道路に飛び出した子供を救出に走った男性

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カテゴリ - 乗り物系

【ウクライナ】道路に飛び出した子供を救出に走った男性

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2016/02/28 03:52　12件 9162pv　

2016年2月19日　ザカルパッチャ州（ザカルパート州）フルショヴォ村

Ｈ０９（国道9号線）沿いにある肥料や穀物が売られている店の前

Heroic Act as Father Saves Child

母親と買い物に来ていた４歳の少年、
母親が清算していて目を離した僅かの間に車道に駆け出した
（道路を渡った反対側の車線脇に止められていた車は少年の祖父の車で、
　車の所にいた祖父の元へと走ってしまった模様）

傍にいた男性が、少年を救うために咄嗟に後を追い少年を抱き上げたが、
ほぼ同時に、国道を走って来たラーダ車が40-50㎞/h程で突っ込み、２人共撥ね飛ばされた

撥ねられた２人共意識を失って倒れ、すぐに救急車が呼ばれ病院へ搬送されたが、
幸い２人共骨折もなく軽傷で済んだ、とのこと

少年を救出に駆け出した男性は、イヴァン・ピトゥーフ　30歳

母親が買い物をしていた店の店主で、少年の親とは元々友人同士で顔見知りだった
（店の建物は２階が自宅になっており、この時妻が店内で店番していた）

男性は撥ねられた後すぐに意識を回復、だが少年が意識を失っている事にショックを受け、
体には特に痛みも感じなかったため、病院へ行く気はなかったものの、
周囲に説得され病院で検査を受けたが軽い脳震盪と打撲だけだった

少年の方も、２・３日入院したが軽傷だった、とのこと
（中度の脳震盪と顔にあざがあった、との話もありますので、
　検査と経過観測のための入院ではと・・・）

男性が庇った事で少年は直接車に当たらずに済み軽傷で助かったと見られ、
少年を救出したヒーローとして話題に

だが、後日談も・・・

映像は事故から４日程経った23日頃に出回り、”救世主”として、
ニュースなどにも大きく取り上げられ、救出したイヴァンのインタビューなども、
複数のニュースで伝えられていたが、この交通事故、警察に報告されておらず、
少年は”階段から落ちた”と報告されていた

後日（2月25日のニュースでは）、警察は報告されていない事故の調査に乗り出し、
”事実を隠ぺいし虚偽の報告を行った”として捜査しており、
２人を撥ね現場から立ち去った車を探している、とのこと

（ロシアやウクライナでは、歩行者であろうと交通ルールに違反すれば、
　厳しく過失が問われるため、車側に違反がなければ、
　横断歩道でもない車道に飛び出し撥ねられた歩行者の方が過失は大きくなり、
　飛び出したのが幼い子供の場合は、保護者の監督責任として親の過失となる

　今回の事故では、少年から目を離した母親の過失が大きく、警察は、
　”一応当事者である双方から話を聞かなければならないために探している”
　という感じのようですが、事故の隠ぺいや虚偽報告という問題にもなっているため、
　事故を報告しなかった車の運転手にも罰則がある可能性も）

（ちょっと後味の悪い話になってしまったようですが・・・）
我が子でもない幼い子供のために身の危険を顧みず助けに走り、
身を挺して幼児を庇った救世主な男性