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0ratafia 2014/03/22 23:26　0件 2623pv　

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スコットさんは、例えば、訪れた街の40階建ての建物の天辺（最上階ではなくて、屋根の上）に登っていき、普通はこれだけでも十分怖いというのに、そこの淵ぎりぎりに立って、逆立ちをする。

ここまでくると、凄いというよりは、ちょっと頭のおかしい人と言ってもいいかもしれない。

スコットさんはイギリス出身で、15歳の頃からフリーのプロランナーだった。つまり、筋力には自信がある。
スパイダーマンにあこがれて、高層ビルの屋根から屋根へ飛び移るようなスタントを行ってきた。

今の高所での逆立ち活動は、ペットを救うプロジェクトの一環として、イギリス・インド・中国の3カ国で行っている。
この3カ国で行った逆立ちをすべて、スコットさんは足に小型カメラを装着して撮影する。

イギリスはまだしも、インドや中国の高所で逆立ちを行う時は、建物の状態が悪いためにかなり危険な時もある。
それでもスコットさんは、特に気にすることなく逆立ちをする。スコットさんによれば、大切なのは気の持ち方と集中力で、周りの状況には左右されないという。

「スタントは他の何よりも、メンタルの要素が大きいんだ。ただ、今自分がやっていることに集中すればいいだけだよ。もし良くないことが起こったら…なんて考えちゃいけない。」

当然ながら、スコットさんの母サマンサさんは、彼のことが心配で仕方がない。
サマンサさんは、スコットさんが初めて行った高所逆立ちの映像を見せた時、大激怒した。それ以来、スコットさんは母に自分のスタント映像を見せるのを止めた。

今のところスコットさんは無敵だ。一度だけ逆立ちに失敗して転落したが、その時に限って運よく下にマットが敷いてあったので、足首を骨折しただけで済んだ。

スコットさんが頑張っているのは分かるが、素直に応援する気にはなれないのが悲しいところだ。