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 【インドネシア】元公衆衛生のエキスパートが経営する『トイレ』カフェ
0Lloranda★ 2016/08/07 12:57 12件 7486pv
1.
便器に注がれたスープに浮かぶ伝統料理のバッソ(肉団子)、色とりどりの蛍光色のノンアルコールカクテル――。
2.
これらは列記とした衛生的で美味な食事である。
提供するのは『トイレ』をテーマに掲げたカフェレストラン『ジャンバン・カフェ』 (Jamban Cafe) だ。
"Jamban" とはインドネシア語で『便所』を意味する。
3.
インドネシア中部ジャワ州スマラン県にあるジャンバン・カフェは、店中にトイレに関わる物を散りばめたインドネシア料理のカフェレストランである。
店内ではテーマに沿い、客の椅子は便座を、皿は便器を模したものを使用している。
さらには吐き気を催した人用に入口付近にはエチケット袋が用意されている。
レストランは2016年4月から営業を始め、現在は事前予約の小グループのみ受け付けているそうだ。
4.
店主のブディ・ラクソノ(52)は公衆衛生のエキスパートであり、かつては地元の政府機関に勤めていたこともある。
ラクソノがこの奇妙なトイレのレストランを開いたきっかけは、インドネシアの人々にもっと衛生観念について関心を持ってもらいたいと思ったことだ。
インドネシアでは未だ貧困層が多く、定まったお手洗いではなく外で用を足す人の割合が世界規模で見てもかなり高い数値を示す。
この衛生観念の低さが感染症や伝染病などを蔓延させる原因の一端を担っているとも言われているほどである。
トイレ設備の導入を広めるため、レストランでは客と衛生について討論をしたり、ビデオを見せたりといった活動も行っている。
客の1人ムコダス(27)は、
「最初は気持ち悪かったけど、好奇心に負けて食べてみた。
こういうギミックを使わないとキャンペーンの意図や情報は正確に伝わらないのかもしれない」
とコメントを残している。
同じようなテーマのレストランはロシアや韓国、中国にもある。
ロシアのモスクワにある "Crazy Toilet Cafe" では、ブラウン・マッシュルームスープ、ソーセージのマッシュポテト添え、チョコレートアイスクリームなどが味わえる。
勿論これらは全て便器型ボウルにて提供される。
Russia: Toilet themed restaurant in Moscow is stinking success
韓国ソウルの "The Poop Cafe" では植木鉢や棚などにトイレ的な装飾をあしらっている。
また、便器型の皿によそわれた糞便型のスコーン、便座マグカップに糞便のラテアートが浮かんだコーヒーなど、『トイレ』というテーマに忠実に沿った内容のメニューも楽しめる。
5.
6.
中国山西省太原市の同様のカフェでも絶妙にとぐろを巻いたソフトクリームや、ラーメン、野菜や肉料理などが便器や便座を象った食器に盛られて差し出される。
しかしこれらのカフェやレストランとラクソノの経営するジャンバン・カフェの違いは、後者が衛生観念の浸透とトイレの使用の増加を促進することを目的としている点にある。
「インドネシアには未だにトイレのない生活をしている人がいるということをいつもおぼえていてほしいんです」
イスラム教徒が人口のほとんどを占める国でたあるため、このカフェがイスラムの法に反しているのではないないかという批判もしばしば受けるそうだが、ラクソノはこれからもこの試みを続ける心積もりだ。
ソース
http://www.dailymail.co.uk/travel/travel_news/article-3698754/Indonesian-toilet-cafe-serves-stomach-churning-food.html
(翻訳:ライターLloranda)
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