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0ratafia 2014/03/22 23:32　0件 3286pv　

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イタリアの女性が、ユーロ前の旧紙幣で100万リラの現金を見つけた。だが、銀行に持って行くと、
「ユーロに切り替わってからもう10年以上経ちますから、リラ紙幣はもう無価値です。」
と無情な言葉を突きつけられた。



100万リラと言えば、約730万円の価値がある。それが換金できないとは酷な気もするが、銀行員の対応は決して間違ってはいない。
イタリアでは、旧紙幣のリラからユーロへの交換期限を設けており、それは3年前に終了していた。

クラウディア・モレッティさんはある日、自宅で730万円相当の価値があるイタリア旧紙幣の札束を見つけた。
その自宅は元々は叔父のもので、叔父が亡くなった後、クラウディアさんが受け継いだ。

急にお金持ちになったと大喜びしたクラウディアさんは、早速リラ紙幣を持って、ユーロに換金するために銀行へ行った。

しかし、クラウディアさんの喜びは一気に打ち砕かれた。
「申し訳ありませんが、この紙幣は今では無価値です。換金はできません。」
と、銀行員から告げられた。

2002年1月1日からユーロを導入したイタリアでは、
「旧紙幣からユーロへの交換期限は2011年12月6日まで。それ以降はリラの交換は不可」
と告知していた。
この交換期限は、すべてのユーロ導入国で厳格に決められている。イタリアだけが例外とう訳ではない。

諦めきれないクラウディアさんは弁護士に相談し、何とか換金できないかと試みようとしている。

元々、叔父がしまっていたことすら知らなかったお金なので、換金できなかったとしてもクラウディアさんの生活に支障がでることはないだろうが、かなり悔しいのは確かだ。