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 【フランス】川底から2000年前の古代ローマ船とお宝を発掘


0ratafia 2014/04/09 22:47 0件 3141pv 

かつてローマ帝国の支配下にあった南仏の町アルル。その水運を支えたローヌ川の底から、約2000年前の木造船が発見された。



2004年の夏、南仏の町アルルを流れるローヌ川で考古学調査をしていたダイバーが、水深4メートルの川底の泥の中から木材の塊を発見。これが紀元1世紀に河川交易のために建造された、全長31メートルの古代ローマ船の一部ということがわかった。

 紀元1世紀のアルルは、ローマ帝国から属州ガリアへの玄関口だった。地中海各地から集まった物資は、ここで川船に積み替えられ、北の属州へと運ばれた。
 アルルの人々は、かのユリウス・カエサルから軍事支援への見返りにローマの市民権を与えられた。現在の町の中心であるローヌ川左岸には、2万人を収容した当時の円形闘技場が残っている。
 一方、町の繁栄を支えた全長1キロにわたる港があった右岸には、たいした遺構はない。ただ、ローマ時代のごみが川底に沈んでいるだけだ。

 そのローマ時代のごみというのが、素焼きのつぼ「アンフォラ」だ。当時、ワインやオリーブ油、魚醤などを帝国内の各地へ運ぶ容器として数多く使われていたが、古代ローマの人々はほとんどを使い捨てにしていた。
 見つかった木造船は、川へ捨てられたアンフォラと泥の層に2000年近く埋もれていた。そのため船体の大半はほぼ原形をとどめ、最後の積み荷や、乗組員の私物まで残っていた。

 以後の地道な調査で、平底船のほか、コリント式円柱の柱頭や、ビーナス像、海と航海の神ネプチューンの像など、多数の遺物が見つかった。

 船の未来を決定づける大発見があったのは2007年。ユリウス・カエサルらしき大理石の胸像が見つかったのだ。カエサルの存命中、おそらくアルルを植民地にした直後に制作された、現存する唯一の像かもしれない。

 希少なカエサル像発見のニュースはたちまち世界中に広まった。この像を中心に据えた博物館の企画展には40万人もの人々が訪れ、これが追い風となって助成金を獲得。古代ローマの平底船は、ついに水中から引き揚げられることになった。


ソース
ヤフーニュース




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