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 イラク軍は過激派組織ISが2年以上にわたって支配するモスル奪還作戦を開始
0GB★ 2016/10/17 19:24 7件 7165pv
イラク軍は過激派組織IS=イスラミックステートが2年以上にわたって支配する、イラク第2の都市モスルの奪還作戦を開始し、まずは市の周辺部を制圧する作戦を進めていますが、IS側も激しく抵抗しているもようです。
イラクのアバディ首相は日本時間の17日朝、国営テレビで演説し、「残虐なISからモスルを解放する作戦を始めた」と述べ、大規模な奪還作戦の開始を宣言しました。
Breaking: Mosul has officially started
モスル周辺にはイラク軍のほか、クルド人部隊なども含めた2万人規模の部隊が展開し、まずはモスルの周辺にある村などを攻撃して、これまでに9つの村を包囲したということです。
イラク軍やクルド人部隊によりますと、IS側は一部の地域で戦闘員が撤退する動きが見られる一方、自爆攻撃などで激しく抵抗しているということです。
作戦に参加しているクルド部隊の兵士の間には死傷者が出ていて、臨時に設けられた野戦病院に運び込まれています。
ISはおととし6月、モスルを電撃的に制圧して、イラクでの最大の拠点としてきただけに、イラク軍がモスルを奪還できれば、ISへの大きな打撃となります。
しかし、モスルやその周辺には、今も百数十万人の市民がいて、戦力で劣るISは、市民を盾にして抵抗を続けるおそれがあります。
このため、イラク軍や空爆の支援を行うアメリカ軍などは、市民の犠牲を避けるため、慎重に作戦をすすめるものと見られます。
モスルはイラク最大のIS拠点
イラク北部のモスルは、首都バグダッドに次ぐ第2の都市で、ISと同じスンニ派の住民が多い地域に位置しています。
国内各地やシリアなどにつながる交通の要衝となっているほか、周辺には油田が点在する経済面でも重要な都市で、ISはおととし6月に制圧して以来、モスルをイラク最大の拠点として勢力を拡大してきました。
ISは市民に対して厳しい統制を行い、市内に多くの検問所を設けて移動を制限したり、女性は顔を隠さなければ外出を禁じるなど、イスラム教の極端な解釈による統治を行ったりしてきたほか、内部の情報が外に漏れることをおそれて、携帯電話の使用を禁止するなどしてきました。
また、税金と称して住民から金を集めていたほか、市内の銀行を略奪するなどして、ばく大な資金を得てきました。
これに対してイラク軍は、ことし3月から有志連合の支援を受けながら、周辺で大規模な軍事作戦を行い、モスルの奪還を目指してきました。
米の支援のもと作戦実施
今回のモスル奪還作戦は、アメリカの強力な支援のもとで実施されました。
オバマ大統領はアメリカ国内でもISの影響を受けたテロが相次ぐ中、ISの壊滅を安全保障上の最重要課題と位置づけていて、先月、イラクのアバディ首相と会談して、早期のモスル奪還に向けた取り組みを進める方針を確認していました。
アメリカ軍は作戦の主体となるイラク軍の強化のため、今月までにイラク軍の部隊12旅団、数千から数万人の兵士の訓練をほぼ終えたとしていいます。
また、後方支援の強化のため、先月、イラクに展開するアメリカ軍の兵士を600人余り増員し5200人の規模にするなど、準備を進めてきました。
アメリカ国防総省は、モスルの奪還作戦は数多くの一般市民が住む都市部での戦闘になるため、相当の時間がかかる可能性があるとしています。
一方でオバマ政権は、対ISの軍事作戦で大規模な地上作戦の前面にアメリカ軍が立つことはないとしており、引き続き、空爆による支援や地上作戦の後方支援を中心に関与を強め、モスル奪還を目指すものと見られます。
全文はソースで
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161017/k10010732721000.html
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