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 【タイ】野生のサルが人間の食べ物を暴飲暴食した結果・・・
0Lloranda★ 2017/06/11 01:31 13件 11020pv
1.
東南アジアに属するタイ王国は、その温暖な気候から珍しい野生動物の宝庫でもある。
特に『マカクザル』は、その愛嬌ある姿から観光客に人気だ。
マカクザルは東南アジア、日本、北アフリカに分布するオナガザル科マカク属(Macaca)のサルの総称で、ニホンザルの仲間である。
訪れる人々は愛らしい姿に目を細め、乞われるままに手持ちの食べ物を与えてしまう。
2017年4月、そんな観光産業の被害者が野生動物保護団体によって保護された。
保護されたのは10〜15歳と推測される野生のマカクザルである。
2.
『ふとっちょさん』('Uncle Fatty')と団体職員から愛称を付けられたオスのマカクザルは、体重およそ27kgと測定された。
野生の成体のマカクザルは通常9kg程度なので、なんと3倍もの体重ということになる。
だらしなく伸びきったビール腹はとても野生のサルのものとは思えないだろう。
3.
重度の肥満であると診断されたこのマカクザルは、職員らによって強制的にダイエットすることとなった。
団体職員のカチャ・プーケムさんによれば、肥満のマカクザルはとある群のボスであり、4月に決行された捕獲作業では群の子分たちに襲われ、作業は難航したとのことである。
4.
マカクザルの症状は現在予断を許さない段階であり、高確率で心臓病や糖尿病に発展するリスクを抱えているため、タンパク質、果物および野菜の摂取量を1日396gに抑え、食事回数を1日2回に止めるというダイエットを強行しているそうである。
野生動物保護団体は目標体重を7.9kgに設定し、数ヶ月後には野生に返す心算でダイエットを継続しているとのことである。
5.
保護団体の調べによれば、マカクザルの肥満の原因の最も大きな要因は人間の食べ残しや餌付けとされている。
野生のマカクザルたちは糖度の高いメロン、ミルクシェイク、トウモロコシ、麺類など、観光客の食べ残しや飲み残し、あるいは餌付けによって、野生であれば本来口にすることのない高カロリーな物を摂取しているのが現状だという。
問題の糖尿病予備軍のマカクザルは群のボスということもあり、食べ物は子分に運ばせていたため、運動不足も相まって今回の悲劇が起こったと考えられている。
このマカクザルの例を以て、野生生物保護団体は野生動物への餌付けの危険性を強調している。
しかしこれには反対意見も出て来ている。
タイの保守派グループである猿類愛護団体『Monkey Lovers』は、保護されたマカクザルは病気ではなく単に高齢で動けない中食べ続けた結果太っているだけであるとし、群のリーダーでもある彼を他のサルたちの元へ直ちに帰すよう要請している。
肥満のマカクザルはタイ中部ナコーンナーヨック県にある野生動物保護施設に移され、新たに健康診断を受ける予定だということである。
6.
ソース
http://www.dailymail.co.uk/news/article-4522052/Chunky-monkey-Uncle-Fatty-macaque-goes-diet-Thailand.html
(翻訳:ライターLloranda)
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