【スペイン】灼熱の車内に取り残された犬を警察が窓を割って救出

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2016/07/15 13:08　21件 9180pv　

スペインのバレンシア自治州アリカンテ県アスペにて、市民警察が住宅地内に路上駐車され熱されていた車両からピットブルテリア犬を救出した。

１.

国防軍によると6月29日の朝、匿名で不法駐車について自治体に通報があった。
通報を受けて現場に向かった職員が車両に近付いてみると、中に犬が置き去りにされていることに気が付いた。しかも窓は閉め切られており、空調などの類も一切付けられていなかった。

２.

近くに車の持ち主がいるかと大声で呼んでみるも返事はなく、建物の中にいるかとメガホンを使ってみるもやはり主人は現れなかった。

その日は天候もよく、車外は既に35℃に達していた。犬が弱り始めているのが目に見えてわかった。

12時15分、市民警察は車両の窓を割ることに決めた。
犬を灼熱の車内から救出すると職員はまず水を摂取させた。

３.

調べたところ犬は絶滅危惧種に分類される雌の個体だったが、識別チップを付けていなかった。

車の持ち主はブルガリア国籍の29歳の人物であることがわかっており、市民警察は同人物を重い動物虐待の罪状で現在も捜索中である。
車はアスペ地区の警察によって自治体の施設にて一時的に押収されている。

バレンシア自治州エルダ市ビナロポの動物保護施設では、ホームページにて保護された動物たちの引き取り手を募集している。

Police in Spain rescue dog trapped in a hot car

(翻訳:ライターLloranda)