インド南部のアンドラプラデシュ州で6日、めまいや吐き気などを訴える住民が相次ぎ、少なくとも227人が入院した。「謎の病気」として現地はパニックになったが、血液検査の結果ウイルスは検出されず、また地元当局によると患者らの容体も安定しているという。

　この謎の病気が最初に報告されたのは5日。医師によると患者らはめまいや吐き気、頭痛のほか、てんかんのような症状を訴えており、若い人から高齢者まで幅広い年齢層に広がっている。

　病院を視察した州の保健相によると、患者らの容体は安定しており、事態は制御下にあると述べた。患者から採取した血液を検査した結果、ウイルスは検出されなかった。地元報道によると新型コロナの検査が行われたが、全員陰性だったという。

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