日本時間の７日午前０時５０分ごろ、台湾東部付近を震源とするマグニチュード６．４の地震があり、現地メディアは、震源に近い地域で建物が倒壊する被害が出ていると伝えていて、地元の消防などが確認を急いでいます。

ＵＳＧＳ＝アメリカの地質調査所によりますと、日本時間の７日午前０時５０分ごろ、台湾東部付近を震源とする地震がありました。

震源地は東部・花蓮県の中心部から北北東におよそ２０キロで、震源の深さはおよそ１０キロ、地震の規模を示すマグニチュードは６．４と推定されています。

台湾のメディアは、震源に近い花蓮で、建物が倒壊する被害が出ているとして、地元のホテルなどが大きく傾いている映像も伝えていて、消防などが確認を急いでいます。
現地からの映像では、倒壊した建物の窓から多くの人が避難している様子や、道路にがれきが散乱しているのが確認できます。

地元の気象当局は「今月４日から花蓮県付近を震源とする体に感じる地震が９４回起きており、今回の地震はそのなかでも最も大きい。地震活動は今後２週間から３週間、続くと見られる」として、警戒を呼びかけています。

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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180207/k10011318421000.html

台湾地震 依然50人以上と連絡取れず 救助活動は難航

日本時間の７日未明に台湾東部で発生し、花蓮市のホテルやビルが傾くなど大きな被害が出た地震では、依然として５０人以上と連絡が取れておらず、現地では地震が相次ぎ、雨が降る中、救助活動は困難を極めています。

日本時間の７日未明、台湾東部で発生したマグニチュード６．４の地震では震源に近い花蓮市を中心に、ホテルやビルなどが倒壊したり傾いたりしてこれまでに９人が死亡し、日本人９人を含む２６０人以上がけがをしました。

台湾当局は、一度、死亡した人数を１０人と発表していましたが、９人に訂正しました。

さらに、依然として５０人以上と連絡が取れておらず、救助活動が続いています。

このうち、住宅や飲食店などが入った１２階建ての建物には、連絡がつかない人の大半がいると見られており、倒壊を防ごうと建物を支える臨時の支柱のほか、コンクリートブロックを設置して、消防などが救助活動を続けています。

現場では消防隊員などが押しつぶされたようになっている建物の２階部分を中心に中に入って、がれきを手作業で運び出して取り残された人を探しています。

しかし、現地では地震が相次いでおり、消防隊員などは地震が起きるたびに建物から避難するため、作業はたびたび中断を余儀なくされています。

さらに現地では雨が降り、気温も上がらず、救助活動は困難を極めています。

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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180208/k10011320491000.html